正しい馬券のハズし方

馬券をハズし続けて幾星霜。この歳になって他人に誇れるもの馬券のハズし方のみ。ならば、そいつを全て晒してやるぅ!待ってろ、週末ぅ‼︎

今年2017年の牡馬クラシックは、

  なにしろ皐月賞牝馬が一番人気だからなぁ。混戦もいいところ。

  1995年の菊花賞牝馬ダンスパートナーが人気する程混戦だったが、終わってみれば、マヤノトップガンという名馬が浮上してきた。

  今年の皐月賞もそうなるかなぁ。それとも、もっと混戦が深まるか。

平成5年皐月賞

  この年のクラシック戦線は二頭を中心に展開した。ウイニングチケットビワハヤヒデだ。好時計で弥生賞を制したウイニングチケット。若葉Sを楽勝してイマイチくんから脱したに見えたビワハヤヒデ。二強の評価のまま皐月賞の朝は明けた。

  この日私は場外でマークシートに記入しながら、ふと競馬新聞に目をとめた。ウイニングチケット弥生賞の時計はすばらしい。しかし、そのウイニングチケットに中山の短い直線だけで2馬身に迫ったナリタタイシン。2馬身に詰めたとするか2馬身も離されたとするかは主観の問題だが、引っかかるものがあった。今度はビワハヤヒデなど別路線組にもマークされて弥生賞の再現は難しいウイニングチケット。それでも勝つ程強いのか。イヤな予感がした。

  私的にはダービーはウイニングチケットと決めていたので、二冠馬となる程強いのかと疑問が湧いてきた。岡部ビワハヤヒデはそんなに甘くないだろう。ガシガシ行った二強を後方からゴール寸前差し切る。そんなシーンが頭をよぎった。

  しかし、そんな予感を吹き飛ばす程ウイニングチケット弥生賞は強く2馬身差は決定的に思えた。

  後は言わなくてもお分かりだろう。直前の予感そのままにナリタタイシンが差し切った。私は、ウイニングチケットビワハヤヒデ馬連を大量購入していたので、場外で茫然自失だった。よくあの後一ヶ月暮らせたものだと思う。

 

ソウルスターリング敗れる。

  絶対と思えたのになぁ。

  これが桜花賞なんだなぁ。

  そう考えると、テスコガビーメジロラモーヌって凄いな。

いよいよ、春。スプリング・ハズ・カムw

  桜花賞です。春が来たぁ、って気になりますね。仁川の桜の下で明け三歳牝馬がスタートをきる姿は、いちばん春を感じる光景。財布の中が極寒期でもイチャつく相手が居なくても、心華やぐ季節ですなぁ。

  今はフェブラリーSだの高松宮記念、今年からは大阪杯というGIがあるのでそれほどでもないが、以前はその年最初のGIということで、やたらとハイペースになることが多かった。『桜花賞ペース』と呼ばれ、惑わされて沈む馬、利して勝つ馬と様々。

  忘れられないのが、平成8年、第56回の桜花賞だ。

  当時私は週末を場外馬券売り場に出勤する野郎だった。無遅刻無欠席で朝の9時から夕方5時まで場外に居たので、それなりに知り合いができていた。名前もロクに知らない、仕事も歳も地位も全く違う男同士が、競馬新聞と赤ペンを手に語ったり熱くなったり手に汗握ったりしていた。そこには、一切の上下も差別も無く、ただ「当てた奴が正しい」というシンプルな平等社会だった。

  そんな知り合いの一人に源さん(ウロ覚え)という初老ぐらいの人がいた。で、この平成8年の桜花賞前日に、源さんと親子ほども歳の違う私は意見が違ったのである。

  源さん曰く「ファイトガリバーのような格下条件馬が来る程、桜花賞は甘くない」

  私、曰く「イブキパーシヴなどどいう休み明けの馬がいきなり来る程、桜花賞は甘くない」

  お互い負けが込んでたこととアルコールのせいもあり、段々険悪な雰囲気になり、掴み合いの喧嘩になりそうになった。

  そこに仲裁に入ってくれたのが、同じ場外仲間で重役と呼ばれてたオッサン。歳は六十代だったろうか、場外には珍しく三揃いのスーツに品のいいネクタイ、決してへたり込んだり動揺することはなく落ち着いていて、それでいて親しみやすいという理想の上司的な人だった。

  重役「何をもめとるんや?」と間に入ってくれ言い争いの原因を聞いて、 「わかった。わしが(4)ファイトガリバーと(13)イブキパーシヴを買うさかいに、治めてくれや」と言って見せたのが馬連4ー13に十万円の馬券。源さんも私も片方は絶対に来ないと信じていたし、重役サンの人柄とその金額にお互い矛を収めたのだった。

  結果はご存知の通り、馬連4ー13的中で14230円ついた。つまり、重役サンは私と源さんのケンカで1400万円儲けたのである。

  自分がハズしたのも口惜しいが、自分が言ったことを基に他人が当てたのはツラすぎる。あんなに悔しい思いは人生経験したことがない。

  

血統からいえば、

  サクラバクシンオーの肌にブラックタイドなら、むしろ2000の方がいいのかも。

  さて、これで天皇賞・春がどうなりますか楽しみになってきた。

大阪杯がGIとなって、

  大阪杯の思い出といえば、トウカイテイオーである。ダービー以来の長期休養明けを遊びながら勝った。天皇賞・春に向けて、視界良好といった感じだった。3000m以上の経験が無く、距離に疑問をつける声があるなか、トウカイテイオー騎乗の岡部騎手が「地の果てまで駆ける」と距離OKを強調すると、天皇賞・春連覇を狙うメジロマックィーンの武豊騎手が「こっちは天まで駆ける」とやり返す。結果から言うと、トウカイテイオーは、3000m以上では、ステイヤーであるメジロマックィーンに敵いっこなかったのだが、そんなこと感じさせないトウカイテイオー大阪杯の勝ちっぷりだった。

  私はと言えば、あまりにも長い休み明け故にトウカイテイオーをハズした愚か者。

  今年は、キタサンブラックサトノクラウンマカヒキが人気しそうだが、なんとなくマカヒキからと思っている。

既視感

  稀勢の里関の優勝シーンを見て、なんか見覚えあると思っていたが、漸く思い出した。

  1990年の有馬記念オグリキャップのラストランでの勝利シーンだ。

  誰もが負けると思った状態。そこに思いも寄らぬ展開の利があり、最後は歯を食いしばっての勝利。感動のフィナーレ。似ている。

  ただ、オグリキャップはラストラン、稀勢の里関はこれからなのだ。稀勢の里関が一日も早く怪我から回復することを願う。